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  2014年4月
   

     

 
 
 銀座通り(中央通り)と外堀通り(通称電通通り)の間、銀座六丁目に夏野という小さなお店がある。商うものは箸。そう、誰もが日常使う日本のお箸である。
 箸なんて、最寄りのスーパー辺りに売っていると思う方もあるだろうし、日常そんなに凝ったお箸などは使わず、割り箸やプラスティックの箸でも十分用が足りているという方もおられよう。だが、毎日の食卓で使うものだからこそ、自分の手になじむ良いものを、とお考えの方は是非このお店を覗いてみられるとよい。日本列島東西南北様々な素材のお箸がところ狭しと並んでいる。中には、著名な職人の手になる高価な箸もあるが、だいたいは単行本数冊の値段の範囲で求めることが出来る。
器量
 さて、本稿の目的は、お箸屋さんの宣伝ではない。銀座夏野店内にPOPの如く天井から下がっていた張り紙が気になったのである。
 それは、お箸を手にしてやってはいけないこと、すなわち禁忌のリストである。曰わく「迷い箸、ねぶり箸、叩き箸・・」。思わず真剣にメモをとろうとしたら、店員さんが「これをご覧ください」と、「お箸の豆知識」という紙をくださった。以下はそのリーフレットから引用した、お箸を使う上で「やっちゃいけないこと」のリストである。

  
 「指し箸」箸で人を指す。箸先を人に向ける。
 「刺し箸」箸で食べ物を刺す。
 「こじ箸」箸で料理をひっくり返して探す。
 「涙箸」箸で汁物を食べるとき、ぽたぽた汁をこぼす。
 「渡し箸」食器の上に箸を載せる。(食事が終わりましたという意味になる)
 「迷い箸」何を食べるか迷いながら食べ物を探る。
 「かき箸」箸でご飯をかき込むように食べる。
 「ねぶり箸」箸先をくわえる。
 「立て箸」ご飯に箸をさして立てる。(仏様に供えるご飯という意味になる)
 「持ち箸」箸を持った手で器も持つ。
 「叩き箸」箸で食器をたたく。

 
 そのほか火葬の時だけに行う箸の使い方「箸渡し」など、まだまだ禁忌は多数あるのだが、要するに西洋のテーブルマナーにおけるナイフやフォークの用い方に煩瑣なルールがあるのと同様、箸の用い方にも文化習俗的な深い意味があると言うことなのだろう。
 ちなみに、我が国の民は、大和時代まで一本箸で食事をしていたのだという。聖徳太子の頃に(仏教と前後して)二本の箸が大陸から渡ってきたので、二本箸のことをわざわざ唐木箸とも言うのだそうだ。
 地球上で箸を使うのは、日本、朝鮮半島、中国、モンゴル、タイ、ベトナムなど東アジアの仏教圏と重なる地域、世界人口の約30%とのこと。面白いことに、これらの国々の中で「マイお箸」をはっきりと使用しているのは、なぜか我が国だけらしい。
 
     
 

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