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  2014年10月
   

自己肯定感

     

 
   

 昨月は、人間「器量よし」になるためには、自己肯定感を持たなければならないと言うことを書いた。その続きである。自己肯定感とは、「自分は大切な存在だ」という自信みたいなものである。恋愛や仕事が何となくうまくいくと、思えてしまう気持ちでもある。

器量

 あるいは、天才バカボンのパパの言葉を借りれば、日常自分がやっていることに「これでいいのだ」と言えてしまう気持ちとも言うべきか。死ぬ前に「生きていてよかった」と言える気持ちでもある。自己肯定感は「人から愛されている」という自信から生まれる場合が多い。生まれたときから、愛されて育った人は、困難なことに直面しても、何となくうまくいくような気持ちを持っていて、前向きに困難に挑む結果実際にものごとがうまくいってしまう場合が多い。小さな成功が積み重なると、「これでいいのだ」と思えるようになり、仮に失敗があっても再度チャレンジする気持ちになれるのである。

 反対に、周囲から愛されていると感じられないと自己否定感の虜になり、小さな困難や失敗に直面しても「自分なんて生きていても仕方がない」「何をやってもうまくいかない」という気持ちを持ってしまい、あるいは「どうせやってもダメだ」という投げやりな気持ちになってしまう。精神医学に詳しい人の話では、この「どうせ」という言葉が自己否定感のキーワードの一つだそうだ。一度自己否定感を持つと、やがて他人から褒められても自分でそれが信じられない状態になってしまう。

 周囲がその人をほんとうは愛していても、本人の方が「愛されていない」と感じられてしまう場合がある。たとえば、学校の試験。がんばって勉強して前回より良い点を取っても、満点を取らない限りは「もう一息だね」「今度はもっと頑張ろう」などと言う親がいたとする。親は善意で自分の子供を励ましているつもりでも、子供にしてみれば、「どうせいくら努力しても褒めてくれない」「自分より出来る子ばかりと比べられる」「自分の努力を認めてくれない」「自分は親に愛されていない」という気持ちになってしまう。親が子供を支配しようとする家庭では、そのようなことが起きやすいのだという。親は子供を愛しているつもりでも、親の愛が子供に伝わらないのである。獅子は千尋の谷に子供を落とすとかいう諺もあるが、自信のない子獅子は崖から落とされると死んでしまう。崖から落とされても死なないのは「これでいいのだ」と思える子獅子だけなのだ。

 日本の教育界では、今、子供にどうやって自己肯定感を持たせるかが大きな課題となっている。

 他国に比べて、「自分はだめな人間だ」と思ってしまう若者の率が著しく高い。(※1)それでは、どのように若い世代に自己肯定感を持たせるかというと、結局のところ「小さな成功も必ず褒める」「君はやればできるのだから、次はもっと大きな目標を持とう」という誘導をするしかないのではないか。

 この稿の筆者は、周囲の拍手喝采で美しくなった女優やモデルを多数知っている。

 親や周囲の拍手喝采は人に自己肯定感を持たせ、そして人を必ず美しくすると思うのである。

(※1)
財団法人日本青少年研究所の調査によると、日・米・中・韓の4ヶ国で「自分はダメな人間と思う」
高校生は、日本65.8%、米国21.6%、中国12.7%、韓国45.3%だという。(現文部科学大臣下村博文氏のブログから)


 
     
 

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