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  2015年7月
   

イヌ(続)

     

 
 
   先月号掲載、犬族の会議の続きである。
 
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「議長、ここに社団法人秋田犬保存協会という人間の団体が定めた秋田犬の標準があります」

「オスは体高約65~70cm、体重40~60㎏、メスは体高約60~65cm、体重30~50㎏。ちなみにJKC(ジャパンケンネルクラブ)理想体高はオスで約64~70cm、メスで約58~64cmとなっています」

「審査会での減点項目というのもあります。秋田犬として好ましからざる毛色。体色に副わぬ虹彩著しく淡きものなんてのがそうです。失格項目もあります。先天的に耳立たざるもの。先天的に尾巻かざるものなどです」「誰が勝手にこんなことを決めたんだ」

「つまり人間は、純粋な秋田犬を自分たちで勝手につくろうとしている」「そうなの。だから違う種類の犬が通婚して出来た子を雑種なんて呼ぶのよ」「自分たちは違う民族同士で子供を作ってハーフは美しいなんて言うのに」「そうよ、彼らが言う雑種の犬にも美しい子はたくさんいるわ」

「諸君、まず我々は雑種という言葉を拒否しようではないか」「じゃあなんて言うんだ」「決まっているじゃあないか。多様性というんだ」「そうか、多様性か。Diversityだね」

「待て、待て、我が輩は必ずしも純粋主義が悪いこととは思わない。純粋のドーベルマンとか、純粋の柴犬というものは誇りを持って良いことだと思うぞ」

「それは、あんたが純粋の誇りとかを持つのは勝手さ。だが、その純粋の基準って何だ、みんな人間がつくったものじゃあないか」「そうだそうだ」

「人間が水鳥狩りをしたいから、コッカースパニエルをつくった、耳が池に浮かぶようにしてね」

「人間が狩りで穴熊の細い穴に入れないからダックスフントをつくった」「そのために俺たちダックス種はいつも腰を悪くする不安を抱えていなければならない」「近親婚の弊害かもしれない」

「つまり純粋犬種というものは自然に生まれたものではなくて、奴ら人間の都合でつくられたものなんだ」「うーむ、そう考えてくるとだんだん腹が立ってくる。奴らの都合に合わないイヌはみんな雑種にされてしまうってことなんだな」「その通り!」

「みなさん、私たち犬族は、自分の都合で生まれてきた多様な犬達の権利を認めようではありませんか」「人間の都合で生まれた純粋種も、多様な純粋種間の婚姻で生まれた子も、みんなイヌとして平等です」「そうだ!」

「では、決議案を」

「我々犬族は、人間がつくる純粋種の犬の基準を拒否し、あらゆる犬は平等であることをここに宣言する。今後犬の種類によらず通婚することを認め、出来た子供はすべて多様性の子と呼ぶことにする。純粋種とか雑種とかいう差別は今後一切認めない!」「そーだっ」

「私たちは、人間によるイヌの品種改良という言葉を今後認めない。犬の品種は、犬の自然な通婚によってのみ発展する」「そしてすべての犬は崇高な狼の子孫であり、人間の家畜ではないことを宣言する」「人間と犬との関係は今後一切対等でなければならない」

「自由、平等、博愛万歳!多様性万歳!」と、いうことになりましたとさ。


 
     
 

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